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平成18年度 年次報告書
→ はじめに 水の確保・保健衛生 女性適正技術・教育 環境保全・野菜栽培 国内事業カレンダー |
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3:女性適正技術指導・普及
スタッフのアワの積極的な取り組みでこの事業がとても進歩しています。
18年6月からは、モバ村から約90km離れたザナ村の女性へ適正技術の指導が始まりました。この村へはバスも通っていません。非常に遠いので行く時はセイドウの運転するカラの車で行きます。
しかし他の村と違い毎週村へ行き指導することは困難なので、ザナ村女性の代表が数人モバ村へ来て泊まりながら技術研修を受けました。 |
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今後はザナ村の女性たちへ彼女たちが指導します。
ザナ村は毎週市場が開かれる村ですから、製品を販売するにも都合がいいと思います。
多くの村の人たちは、適正技術からスタートして共同で資金を蓄え、貸し付け事業にまで進んでいる事実を良く知っています。貸し付け金を基本にした小商いからのささやかな収入が入ることもよく知っています。
これを見習って女性たちは、同じようにするのが希望です。 |
| 写真: ンゴロブグ村に 日本の方からのご支援で建設中の女性センターの前で嬉しそうな女性たち |
| 平成19年3月末には、6ケ村の女性活動センターから(コニナ、モバ、ママブグー、カニカ、ベレニコ、ドンギネ村)から貸し付け事業の経過が報告されました。これは5ヵ月毎に貸付けが更新されますが、その都度資金を借りる女性数は増えています。また村によっては集計した資金を女性センターの備品の購入に使用しています。
19年2月に旧活動地のブグニサバ村から女性適正技術用の備品一式を撤去しました。1997年に女性適正技術を覚えたいという村の女性たちの希望で、バマコへ技術者育成に2人の女性を送り女性センターを建設して、育成された技術者が指導者となり活動が始まりました。
スタート時は熱心でしたが、同時期にスタートした野菜栽培の方に興味を持ち販売収入が入ると適正技術で覚えないで市場で既製品を購入する人、旅費が出来ると都会へ出てしまう人等、色々な理由で活動の足が鈍りました。日本人女性スタッフも時々村へ出向き指導しましたが、充分ではありませんでした。その後は公的に必要な時に使用され、本来の女性の活動は殆ど行われてなく、再三カラでも女性たちへ技術の習得を促しましたが、実行されなく遂に指導者の一人は村を出てしまい、他の女性指導者は、ミシンやその他の備品を全て家に持ち込んでいました。
このことが平成19年2月に発覚したので、現地スタッフと相談した結果コニナ村のカラ宿舎へ全ての備品を引き上げてしまいました。強引な行動だったかもしれませんが、協力しない村にはカラは支援しない、とスタッフ全員で改めて取り決めました。
ブグニサバ村では他の事業に関しても時々このような問題があり、表示板や穀物製粉機も設置しましたが管理が非常に悪く、サブスタフのシャカジャラやスマイラの巡回指導に対してももいろいろな理由を付けて従いません。協力的な人たちの村と判断して活動を始め、現在は退職してしまったスタッフのドラマンジャワラがブグニサバ村に居住し、村の人たちと活動をしていた期間(4年間)は非常に活発でしたが、彼が退職し、活動を村に移管してから問題が出てきました。このような状況は、今後、他の村でも発生することがあると思います。
活動地とする村の選択が非常に難 しく、村の青年を後継者として育成 しても出稼ぎに行ってしまえばいつ帰ってくるか分かりません帰郷するか分かりませんし、プロジクトが去れば、彼ら自身で活動を継続して行くという保障はありません。そのようなことを考えると、どのような方法で、何時まで、どこまで支援を続けるかの判断がとても難しいです。
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下の表に6ケ村に於ける女性貸し付け事業の初回時と最近までの状況を表したものです。
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女性センター名
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回数
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基本金
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貸付人数
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女性センター名
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回数
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基本金
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貸付人数
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コニナ村
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1
14
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22,500
450,000
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9人
90人
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カニカ村
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1
4
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50,000
155,500
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20人
62人
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モバ村
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1
13
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32,500
540,000
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13人
108人
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ベレニコ村
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1
3
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70,000
135,000
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28人
54人
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ママブグ村
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1
5
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35,000
137.500
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45人
55人
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ドンギネ村
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1
3
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60,000
105,250
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31人
42人
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コニナ、モバ村では1人5,000cfa(800円)を5ケ月間貸し付け、利息10%、後に開始したカニカ、ママブグー、ベレニコ、ドンギネ村は1人2,500cfaで、条件は全て同じです。
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4:教育の普及
前述にもありますように、バブグ村に新規に小学校が建設されました。
この小学校の完成後には、マディナ村の小学校の改修工事と同中学校の4教室の増設が現在進行中です。
バブグ村には129人の生徒が学び教師は3人です。バブグ村では年老いた村長が小学校の建設用に耕作地を提供しました。既に教師宿舎は村民が建設しています。また、この地域での識字活動を見直しました。活動が停滞している村やこれからこの活動を希望する村のために、村出身の教師の研修会を開催しました。
識字授業が停滞している理由は、男性が出稼ぎに行くため教師が不在になるのです。この問題解決の為、未来の教師として各村から4人(女性2人男性2人)を研修会へ出席させるようクーラ全域、57ケ村に広報しました。特に女性は既婚者の参加としました。研修会は37ケ村から参加し2月10日から20日間、朝8時から12時まで行いました。3月1日に終了しましたが、その後は各村の識字教室への出席者がとても増えました。研修はクーラ郡内を6つの地域に分けて研修センターを決め、周辺の村から集まるようにしました。
6ケ所の研修所の講師は、識字教育振興庁から認定を受けたプロで地元出身の人です。なかには以前カラの識字教室で学びプロになった人もいます。認定されたプロの教師は全て男性で女性は一人もいません。優秀な女性もいますが、なぜかプロの教師になる認定を受けようとしません。今回の研修会へ来た女性の何人かは文字を全く知らないので、村レベルの教師として指導するまでにかなりの期間が必要です。
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今後は集中的に初級の教師を対象とした研修も考えています。他のベテラン教師たちも研修会の再開を希望し、午前中だけで終らないで昼食のトウジンヒエを持ち寄り午後まで続けることを希望しています。多くの村では識字熱が高くなってきたようです。
バブグ村の女性代表のガンガは、孫を5km離れたファニ村の小学校へ通わせるのをとても心配していました。
しかし、これからは、家から3分のバブグ小学校へ通学させることが出来て、本当に喜んでいました。
そしてまた、カラがバブグ村へ戻 ってくるよう頼まれてしまいました。 |
| 写真:バブグ小学校建設へ水を運び協力する女性たち |