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2:保健衛生啓蒙・病気予防事業・助産院の建設・トイレの建設
例年通りにマラリア予防と腸内寄生虫の駆除を行いました。しかし、18年使用分の薬を購入する資金の入金が遅れ、予防開始予定日までに薬剤の購入が出来なく、参加者に必要な錠剤数が少ないので、そのため実施回数を制限しました。医者から指導された、毎週1回で13回の投与を1/3の期間として4回の投与となりました。参加者数20,393人を対象としました。同様な理由で、腸内寄生虫の駆除薬は27,000人に絞られました。
公衆トイレは6ケ所(5ケ村)に建設しました。村の人たちが建設しますが、左官の技術がとても違います。出稼ぎ先で左官業をしていた人がいる村では、とても建設がきれいで上手です。同じことが識字教室の建設にもいえます。カロ村ではセメントが乾かないうちに便槽へ動物が入り壊す恐れがありますので、村では毎日村の人を2人を当番として動物の侵入を防ぐ為に、一日中トイレの横で見張っていました。通常建設に使用するセメントが乾くまでは、とげのある木の枝で囲いをしています。今は既に村の人たちに使用されています。建設は農作業の合間の作業ですから、なかなか進行しませんでした。
平成19年1月からモバ村に女性たち待望の産院の建設が始まりました。
これはこじんまりした、かわいい産院です。産院は街道から目立つ場所に建設していますからニヤミナ行きのバスがモバ村に入って直ぐ右側に見ることが出来て、とてもいい宣伝になります。この産院で働く助産師はバマコの診療所で現在猛勉強中です。研修を受けているバマコの診療所では、モバ村から選ばれて研修を受けているアワデンバは、非常に優秀な女性、と評判です。田舎から来たからといって、また田舎の女性は何も知らない、などと言う都会の人の概念を覆してくれるでしょう。
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| 写真:建設中のモバ村産院 |
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モバ村の女性は産院が出来たこと、アワデンバの評判を聞いて非常に誇りにしています。
モバ村に産院が建設されると、周囲15kmくらいの村からも出産のために来院するでしょう。時々耳にしていた、「陣痛がきて初めて夫は自転車で近くの村の産婆(伝統的な産婆さんを指します)の所に連れて行って貰った。
本当に辛かった」と言う事も少なくなるでしょうし、出産について理解が無かった男性たちも目の前に産院が出来ると、きっと女性の出産についても理解をしてくれるようになると思います。
また、そのような啓蒙教育も今後は必要になります。
コニナ診療所は現在村の診療所自主管理委員会が独自で運営をしていますが、時として経費が不足し運営が困難になっています。
その理由の第一は、やはり診療や出産介助に支払う費用が村の人に不足していることです。雨が降らないとミレットの収穫が減少して収入が無いのです。
また、遠方から来るには悪路で交通手段が閉ざされることもあります、そして伝統的な祈祷師とか薬草に頼る人が多いこともあります。これらを考えて、診療所を継続するために村全体で穀物の栽培をして販売収入を得ること、助産師のマイムナと看護師のシディが他の村を廻って、病気の時には診療所へ来て相談するように、と啓蒙する事などを委員会で話し合い、それを積極的に実践しています。
このように、村全体で考え、実践させるようにしているのは、コニナ村診療所自主管理委員会の代表のスマイラ(カラスタッフのスマイラと別人)がリードしているからです。彼は毎月会合を開き話し合いの場を作っています。
また、コニナ診療所では、助産師のマイムナと看護師のシディからの強い希望があり、平成18年2月から1年間にわたって彼らの再研修を行いました。
過去1年間のバマコでの研修後にコニナ村の診療所で臨床を任され、色々な症例に出会い知識の不足を実感したからです。
そのためカラは、上級資格をもつ看護師のマンベトウレを1週間に2回コニナ診療所へ招き、臨床と理論を併行した研修を行っていただきました。研修の中間には試験を行い成果をみました。資金の都合が付いたら、今後も研修を行い彼らの技術を高めようと考えています。
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