平成18年度 カラ事業総括(はじめに) 代表 村上 一枝
平成18年度には、カラの会員の方々をはじめ、多くの方々からのご支援で
識字教室を6教室、女性センターを1所建設致しましたことをご報告いたします。
今回の建設資金の全ては、会員、以前ザナ村に小学校を建設して下さった奥山和子先生が教鞭をとっていらした新城女学校の同窓生の方々、宮城学院の生徒さんたち(創立120周年記念バザーの収益金。生徒さんたちは3年間連続でご支援下さっています。このことはNHKTVで放映されました)、SI町田やワールドファミリーファンドさん、そしてカラの活動をインターネットで知った方からのご寄付によるものです。このように多くの方々が、カラが支援しているマリ共和国の農村の人たちが文字を覚え、また女性が収入を得て自立出来る為にと、ご支援してくださったものです。
識字教室や、女性センターの建設時は、コットンの収穫や結婚式が行われる時期とも重なり、時には作業が中断してしまう為平成18年度内には完成しませんでしたが、現在(平成19年5月)は設備品はまだ充分ではありませんが、建物は完成しましたので毎晩使用されています。今回はそれらの写真が間に合わなく、この年次報告書上でお見せすることが出来ませんが、次回の会報「からばす」でご覧いただく予定です。
新設された識字教室のひとつ、トウグニ地域の北の端に位置するゲレフォア村では、2月村上の視察時に村長から「学校のない村だったがこれからは、子供たちが字を覚えることが出来る。これは本当にいいことです。日本のご寄付を下さったみなさまに感謝いたします」と言われ、ニワトリ2匹いただきました。また、女性センターを建設中のンゴロブグー村の女性代表からは、「モバやママブグー村の人たちのようにセンターで技術を覚え、収入を得て皆で協力してアワ(カラのスタッフ)に教えてもらい貸し付け事業を始めるつもりです、ありがとうございました」と感謝されました。彼女たちは、目的を持って技術の習得を始めますから、数年後には周囲の村を含み大きな発展が見られると期待しています。
自分の村に、彼ら自身で建設した識字教室は、村の人たちの識字学習に対するモディベーションを高め、多くの人が教室に通っています。日本からのみなさまの温かいご支援が、現地の村で活き、そしてどこの村でも村民は混乱することなく、一体となってカラのスタッフと共に活動を進めている姿に、嬉しく思いました。村の人たちの喜びの声や、感謝の気持ちを日本のみなさまにお伝えする役目を担っている私からも、みなさまに感謝致します。
また18年度は、以前の活動地であったマディナ村やバブグ地域のその後の状況を調査しました。そして活動の滞りや改良する点、新たに必要な事項を検討し、一部を支援事業に含めました。
その一つは教育に関する事業です。バブグ村へ新たに小学校の建設とマディナ村中学校の教室の増設や同小学校の改修事業を行いました。バブグ村では2003年から女性センターを使用して公立小学校が開設されました。センターは2部屋で狭く1年生は外で授業を続けていました。以前に学校教育は必要ない、とはっきり言っていた長老たちもこぞって学校が出来たことを喜び誇っています。子供の教育に向けて強いモディベーションになったようです。
この小学校で子供たちが学び、将来はバブグ村から人々をリードする青年たちが育つことを期待しています。
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