<カラの活動紹介>

環境保全・識字学習の普及・野菜栽培・改良かまどの製作普及・病気予防・女性適正技術指導・

深井戸設置・穀物製粉機設置・・・・・女性たちのチカラ」が村を変える。

出来た苗木がこんなにりっぱに大きくなりました。樹間には野菜区画を作り、野菜栽培をしています。収入は学校の運営費用です。

環境保全

村の近くに緑を増やし、人々の生活環境を護るため、村の共同林や学校林の造成、野菜園内、道の両側などに植林を行っています。
子供たちは環境保護教学習で苗木の作り方や植栽を学び、同時に水を大切に使うことも知りました。規則正しい水やりで乾季にも木は枯れなくなりました。

識字教室内部。夜の授業ですから、灯油ランプが必要です。

識字学習の普及

 村の100%近い人が文字を知りません。病気を予防する知識を身に付けたり、現金収入を得るにも、文字の読み書きが必要です。まずは自分の名前を書けるようにと子供から大人までがランプの灯のもとで学んでいます。先生もカラの研修を受けた村人です。

手前はヒョータン畑、奧は綿の畑です。綿の生産はいろいろ問題がありますが、アフリカ第2の生産国です。

野菜栽培

 野菜は栄養改善に役立つだけではなく、女性たちの重要な現金収入源です。カラが開設した共同野菜園で技術を習得した女性たちは畑で収穫したキャベツ、ニンジンなどを、マルシェ(市場)で販売します。子供に与える薬代も得ることが出来ます。毎日の食材も増えました。

大切な自然資源を大事に扱うために、改良カマドの製作普及も行っています。右上の円内が完成した改良カマドです。

改良カマドの製作・普及

 改良カマドを使用する事により、従来のカマドより、薪は約半分の節約になります。環境保全、女性の薪集めの労力を減少、火傷も予防することが出来ます。カラで技術を習得した普及員が村人たちに製作・管理を教えています。近年は小学生も母親もカマドを作っています。

毎年マラリア予防をしています。予防は雨季の間3ヶ月行います。大人も子供も同時に実行されます。

病気予防

 村人たちにとって脅威の一つである風土病マラリアの予防、腸内寄生虫駆除剤の投与、エイズ予防学習、家族計画、衛生状態の改善に欠かせないトイレの建設と普及、乳幼児の体重測定などを行っています。村の入り口に、保健教育の表示板を設置、文字を学ぶのにも役立っています。2004年には、村出身の助産師、看護師が誕生しました。

習ったセッケン作りを実地しています。これはカリテの実から抽出した油を原料にしています。

女性適正技術指導

石鹸作り、染物、子供に着せる服の縫製や刺繍の技術を知り。、多くの女性が、マルシェ(市場)で製品を売るようになりました。コニナ村やモバ村の女性センターを中心に活気に溢れた活動をしています。重要な現金収入源となっています。

深井戸の近くに植林し、樹間には野菜区画が設けられています。

深井戸設置

清潔な水は、飲料水、植林や野菜作りなど、村の暮らしにおいて必要不可欠です。降雨量が年々減少していくなかで、確実に水を得る為に、カラは手押しポンプ付深井戸の設置を行っています。

設置中の穀物製粉機です。

穀物製粉機設置

 主食の穀物(ミレット・とうもろこし)やピーナツ、カリテの実を臼と杵で粉や液状にするのは、女性にとって重労働です。穀物製粉機の使用によって労働時間と体への負担が軽減され、他の活動や学習などに当てる時間が出来ました。

その他の女性の技術は刺しゅう、裁縫、染め物、編み物です。ラマダーン明けのお祭りの時期には沢山の衣服の製縫の注文を受けています。


女性たちの力が村を変える

 カラの活動がめざすものは、農村の人々の自立、すなわち人々が適切な知識や技術を身につけ、意識が変えることによって、自分たちの力で貧困から抜け出し、より健康で明るい生活を手に入れることができるように支援することです。活動開始から13年が過ぎた今,カラは識字学習、井戸掘り、野菜園や植林地の造成、病気予防、女性適正技術の指導を基本にして、現在は穀物製粉機設置支援、 基礎教育支援の為の小学校や診療所の建設、それに伴う人材育成(ポンプ修理技術者、識字教師、改良カマド製作者、看護師、助産師)、特に村の女性委員会の自発的な開設による小規模資金貸付や穀物銀行などの活動への支援を行っています。
  特に活動への積極的に参加し、家族の日常を守り、子供を育てる女性たちの意識の変化は村を変える大きな力となっています。女性たちは上記の穀物製粉機、小規模資金の貸付け穀物銀行の管理、運営も組織された女性自主管理委員会が行っています。
  また、女性による生産物の販売、購入のために村から村への行き来が増え、2000年3月には新規に定期バスが開通し、都会の情報が直接村に入ってくるようになりました。
 村の多くのことが変わってきたのは、女性の日常の絶え間ない努力によるものです。