カラ=西アフリカ農村自立協力会の会報 「からばす」9号から

私の支援  〜今できること〜
  川P 麻里菜
(私立足立学園 大成中学校1年生)

 こんにちは。私は、去年の夏休み(江南市立門弟山小学校六年生の時)に、マリ共和国で活動しているNGO『カラ』に出会いました。それは、学校で総合学習の時間に先生が、『NGOについて調べよう。』と言ったのがきっかけでした。私の名前にちなんでマリ共和国を選びました。マリ共和国について調べているうちに、もっともっとたくさんのことを知りたくて、『カラ』にメールを送りました。返事は、すぐに来ました。村上一枝さんからです。村上さんが学校に来て講演して下さるということでした。私は初めはびっくりしました。そして9月26日、本当に村上さんが私達の学校へ来て下さいました。スライドをたくさん持って来て、分りやすく話をして下さいました。そこで私は、はじめ、支援というのは、募金をして送ることだと思っていましたが、そうではなく、ただ単にお金を送るだけが支援なのではなく、そのお金を自分で得るための方法、技術を教えていくことが一番大切なのだ、ということを学びました。又、水不足で困っていることや、学校に行くことができず、読み書きがうまく出来ないという現実を聞きました。

  私は、もしこのようなことが、私達が住む日本におきてしまったら、私達は本当に生きていけるだろうか?そう考えてみると、もしかしたら、私達はいろいろなものに頼りすぎなのかもしれない、と思いました。

  このように恵まれていると、忘れかけている物の大切さについてこの講演を通して考え直すことが出来ました。そこで感じたのですが、この世に同じように生を受けて生まれてきたのに、何故こんなに違いがあるのだろうか? 世界の誰もが豊かで平和に暮らせたらいいのになぁー。また、私に出来る支援ってなんだろう? おこずかいの中から募金することもできるし、私の知っているマリ共和国の現実を身近な人たちに知らせることもできます。小さなことでも、できることから始めたいと思います。

  そして将来、マリ共和国に行って支援をしたいと思います。そのために今は、勉強をしっかりやり、学力を高め、支援できる力をつけ、世界の人々の役に立つことができたらいいなぁーと思います。

 私も春から中学生。この経験を生かして、頑張っていきたいと思います。

西アフリカ、マリに村上代表を訪ねて
  〜信望の厚さに心打たれ、
     国際ボランティア貯金寄付金の活用を実感〜
浅岡 徹((財)国際ボランティア貯金普及協会 専務理事)


 平成15年2月19日から21日にかけて、当協会の施策である「開発途上国・NGOとの現地交流」の一環として7人で西アフリカ、マリ共和国を訪問し、カラ=西アフリカ農村自立協力会代表村上一枝さんにお会いしました。

 前訪問国ケニアを出て、アジスアベバ乗継でマリの首都バマコに着いたのが2月19日午前8時前。ホテルに着いて旅装を解き、一息ついた頃部屋の電話が鳴りました。村上さんからでした。飛行機での徹夜の移動へのねぎらいの言葉をいただくとともに、アフリカタイムへの対応の心構えを伝授いただき、「さすが」と感心したものでした。夕方には、現地活動の長年のパートナーであるジャワラ氏とともにホテルにおいでいただき、翌日のスケジュール打合せ。この際に、カラの活動に役立てていただくべく$100を協会から寄附させていただきました。話を聞くと、1989年にアフリカに渡った村上さんは、紆余曲折を経て、BHN(基本的な人間のニーズ)充足につながるものとして、ジャワラ氏(現同協会現地事務局スタッフ)の村で呼び掛けていたプロジェクトに応募、活動を始められたのがカラが設立されたきっかけになったとのこと。日本国内でのカラ設立は92年、02年にはNPOに。

 翌日早朝ランドクルーザーに分乗して、クリコロ市を過ぎてからは土煙を上げながら進み、最初にバナニ村を訪問。次には、同会への国際ボランティア貯金寄附金配分事業第1号地であるバグブ村に到着。子ども体重測定から始まって、マラリア予防薬配布、不毛の地に深井戸を掘っての植林・野菜作り、トイレ建設、製粉機設置、識字教室設置・運営、衛生表示板設置など多様な事業が複合的に実施されている様子をつぶさに見せていただきました。02年には、事業運営は現地の人々に引き継がれたとのこと。次のモバ村では、石鹸作りや染色・裁縫作業を見学し、最後に訪れたコニナ村では村人総出の踊りの歓迎を受け、一同大感激。握手、握手で、後ろ髪引かれる思いで村を後にしました。カラのマリでの活動地は80を超えており、そのほんの一部を駆け足で見せていただいた訳ですが、印象に残ったのは識字教室で黒板に自分の名前を書いて皆に拍手されていた女性の誇らしげな顔。女性の成人識字率(98年)31%のマリだけに、ひとしおでした。既に自主運営に移行しているバグブ村の着飾った女性たちの自立を感じさせる立ち居振舞い。村の自立に女性の頑張りがとても重要なことを実感。何より行く先々で村の人々が見せる村上さんへの対応振り。長年にわたって培われてた信頼関係というか、村上さんに寄せられている信望の厚さに心打たれました。私自身、2600万人を超える日本国民の善意の寄附金が、遠いアフリカ、マリの地で見事に活かされていることを実感でき、1人でも多くの人に伝えたいと思った次第です。最後に、カラさんの一層のご発展を祈念して、レポートを締めくくらせていただきます。

 (注)当協会では、日本国内各地のオピニオンリーダー等の方々を毎年開発途上国に派遣。国際ボランティア貯金の寄附金の配分を受けているNGO・NPOの援助事業の実態に直接触れ、現地の人々と交流。2600万人を超える日本国民の善意の寄附金の活用状況を見ていただき、帰国後に講演や新聞雑誌への寄稿・掲載などにより、多くの人々に国際ボランティア貯金制度とその運用状況を知っていただく一助とする施策を実施しています。 今回を含めて、10ヶ国、26コース、220人が参加。のべ51NGOを訪問。

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