【カラ=西アフリカ農村自立協力会】は、マリ共和国において農村の人達の自立した暮らしを支援する国際協力NGOです。
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カラの再スタートに向けてのお知らせです。


 

みなさまのご支援とご理解のもと、おかげさまでマリ共和国におけるカラの活動は、規模は小さいながら現在も順調に続き、目に見える成果を上げてきました。計画に沿って学校や産院が建設され、女性も収入を得て経済状況も非常に改善されてまいりました。村出身の助産師や看護師の誕生は、地域の人々に大きな目覚めを与え、特に女性たちへの影響は大きく女児の就学率の高まりと、技術を身につけたことにより、少女出稼ぎ者の激減に繋がりました。
 しかし近年はマリ共和国北部のイスラム過激派による闘争、都市部での外国人誘拐や外国籍NGOスタッフに対する殺害やその家族の誘拐が起きております。このような状況の為に、日本政府は私共の渡航自粛を勧告しております。従って活動の規模は限定せざるを得ず、現地スタッフも最小限の人数になっております。建設した小学校の開校式に出席できないなど、活動状況を視察しご報告出来ないこともございます。昨年は、マリの活動縮小に伴い東京事務局も経費節約のため移転いたしました。
 これらの事情を踏まえて私どもは「NPO法人としてのカラを解散し、改めて任意団体「カラ=西アフリカ農村自立協力会として再出発すると」という決断をいたしました。
 これは、理事会での討議を経て、最終的に3月26日に臨時会員総会を開催。出席者全員一致で2017年3月31日に特定非営利活動法人「カラ=西アフリカ農村自立協力会」の解散を決議しました。清算人を選出してただ今は解散の手続きを行っている最中です。
 とはいえ2017年4月1日以後は、「任意団体」としてこれまで同様にマリ共和国農村部にお於いて支援活動を継続いたします。先に申し上げましたように現地の女性たちは、これまでの夫に従うだけの生き方から、自らの強い気持ちで立ち上がろうとしています、知りたかった知識を得て、日々積極的に活きております。ですからカラはもう少しの間、このような女性たちの頼れる助ッ人でいたいと考えています。
 私共は、大きな事よりも小さな事に目を向け、より確実な支援を行います。これは、真にカラの支援が目指すものであり、原点に戻っての再スタートとなります。
改めて申し上げますと、2017年4月1日以降は以下の体制でマリでの活動を継続して行きます。


 

名称:「カラ=西アフリカ農村自立協力会」
組織:会員制の任意団体
代表:村上一枝
財政:特定非営利活動法人の会計は清算し決算報告を行い、新たな会計を立ち上げる
現地スタッフ:アワ・カンサイ(現地担当)、ラミン・ジャワラ(バマコ事務所責任者)、アワのアシスタントとして村の青年2人、警備員4名を再雇用



今後とも宜しくご支援賜りますようお願いいたします。

カラ代表 村上一枝 役員一同

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